AKIO HASEGAWA

ニューヨークのワークウェア1

POP'S

文・長谷川昭雄

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ブルックリンにあるワーキングウェアのセレクトショップ。この店は、シゲールに教えてもらってから、ニューヨークに行くたびに、毎回必ず、寄っている。カタコト日本語を話すオーナーは、何回行っても僕のことを覚えないのだが、気さくなおじさんだ。ジミー曰く、彼はブルックリン訛りがあるとか。生まれも育ちもこの辺りの、生粋のニュヨーカーなのかもしれない。

僕は、洋服のなかでもスポーツウェアやワークウェアが好きだ。だから、代官山の《ハイ!スタンダード》にもよく行く。でも、実は、アメリカで出回っている《CARHARTT》は、日本にはほとんど入ってきていないのだ。それから、《DICKIES》、《RED CAP》なんかも一部しか流通していなそう。特に、4XLや5XLなんかのビッグサイズは、東京にはまず、ないから、ますます買い。ということで、ニューヨークに来ると、必ずここに立ち寄って、買い物をして帰る。シャツで7ドルくらいだから、激安だしね。今回も買い物をした。だからついでに、ここの服でファッションシュートもしてみた。ジミーが写真を仕上げてくれたら、そのうち、ここに載せたいなぁ。

Pop's Popular Clothing

 

7 Flanklyn st Brooklyn,ny 11222

+1 718-349-7677

10-18

 

 

http://www.akiohasegawa.com/edits/358/

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PHEATON SMART CLOTHING

文・長谷川昭雄

unnamed-4数週間前になるのだけど、石川県にある、噂のセレクトショップ『Phaeton Smart Clothes』に行ってきた。僕の住む街、香港から、週末だけの弾丸ツアー。〈Old Joe〉 と 〈Ascari cycle 〉の新作バイクが披露され、〈GOLDEN BROWN〉のハンバーガーと〈Little Nap Coffee〉が並び、〈Footworks 〉の森君が満を持して発表する靴の展示もあるらしい。さらには藤原ヒロシさんのライブまで。そんな話を聞いて、いてもたってもいられずに、一人、旅立ったのだ。

仕事上、香港に住んでいるのだが、そこでブレてしまう自分自身を、日本でチューニングしなおすことはクリエイティブ的に重要な作業。しかしながら、香港スタイルが染み付いてしまった自分は、久々に会った〈Old Joe〉 の高木さんにうっかり「ニイハオ」と挨拶しそうに。というのはウソ。

良い話しか聞いたことがない『Phaeton Smart Clothes』は、小松空港から車ですぐ。言ってしまっては悪いが、「こんな所に!?」と思うような場所にある。僕が夕方に着いた頃には 〈Golden Brown〉 も、〈Little Nap Coffee〉 も、噂のチャリも展示され、早くも良い雰囲気に。

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集まるお客さんのスタイルに取扱いブランドの 〈Old Joe〉や 〈Porter Classic 〉のアイテムが取り入られているのを見て、この地での『Phaeton Smart Clothes』の影響力を垣間見る。地元のイケてる先輩や場所に人が集まり、コミュニティが出来、上から下へ受け継がれて行く。日本に居ては当然としか思わないこの流れも、ひとたび日本の外に出ると、文化継承の一端。NYのダウンタウンでも同じような流れを、感じたことがある。 衣食住は、生まれ育った横浜か東京で満たすのが当たり前と考えてきたぼくにとって、各地のカルチャーが独自の進化(変化?)を遂げ、そこでしか味わえないものに発展しているのを見て、時代の変化をまざまざと感じる。Phaetonのオーナーの坂矢さんに連れて行ってもらった飯屋やカフェも、他の土地からまたわざわざ訪れたいと思う場所ばかり。unnamed-3自然や地元の食材に恵まれ、感性が磨かれた日本の地方都市は、非常にユニークで魅力的。大人の修学旅行を満喫した週末だった。

これからはシティボーイではなく、地方ボーイの時代ですよ、長谷川さん。と思って立ち寄った帰りの東京駅の本屋には、Popeyeのショートトリップ特集が山積みに。さすがですね、マガジンハウス。

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PHAETON

http://www.phaeton-co.com

〒922-0406 石川県加賀市伊切町い239

TEL.0761-74-1881

12:00~20:00

 

http://www.akiohasegawa.com/edits/351/

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